タピオカの逆襲

近所の商店街は、まさに今風である。
目立つ空き店舗、継承者不在による良店撤退、大型スーパー他競合の台頭、など昨今の商店街の課題をすべて抱えている。

そんな商店街にタピオカ店ができたのは昨年9月ごろ。
既にタピオカブームも終わりに差し掛かっていたのではなかろうか。
時期がずれたものの、近隣には無いタピオカ店。物珍しさもあって地元の叔母様たちが店頭に並んだものだ。
だが、その後ブームが下火になり、苦戦がはじまった。
メニューにホットドッグのような「食事」を加えたり、コロナ禍中でマスクを販売したり。現在もなんとか営業を継続している。頑張って商店街を盛り上げていただきたいものである。

そんな商店街の入り口付近に、新たな出店があった。
「タピオカ店」である。
なんとタピオカ豊富な商店街であろう。

2020年6月。ブーム終焉どころか、コロナ禍での出店である。相当なチャレンジャーだ。
工事中の店舗を覗き見ると、店内は狭め。席間の距離は確保できそうにないし、お持ち帰り専用窓口もない。
前途多難である。

共倒れにならぬよう両店舗とも頑張って欲しい。
オープンした暁には、私も初めてのタピオカドリンクをいただくつもりである。