これからはラジオだよ。

本日も接骨院。

いつも通り、ラジオがかかっている。

先週から番組が変わり、女性アナウンサーの冠番組となった。彼女は、数日前コロナ検査を行ったそうだ。結果は陰性。だが、大事をとって今回は自宅から放送している、とのこと。

放送開始して数分、音声が乱れはじめる。ノイズが入り、何を言ってるのかわからなくなる。ネット状況が良くないらしい。局のアシスタントが割って入る。

回線が復旧し、話が再開される。コロナ検査の話の続きだ。身を案じてくれた先輩の優しさに感動したこと。その人に感染させずに済み安心したこと。などなど。

話が佳境に差し掛かったところで、今度は突然無音に。またネット障害?それにしては静かすぎる。長すぎる。8秒ぐらいで放送事故ではなかったか。

そのうち、かすかに、ウッ、ウッという声が。

あぁ。わかった。
「アナウンサーが泣いているんだ」

感極まって泣いてしまったらしい。
確かにいい話だった。その先が聴きたかった。そこで無音になった。

泣いてたなら仕方なし!

回線問題やら、この無音状況やら。ラジオの意外性と寛容さが気に入った。
来週も聴くことにしよう。