ばい菌探しごっこ

緊急事態宣言が解除された。
収束してないとはいえ、気分は明るくなるものだ。

人の増えた公園では、子供たちが
「ばい菌探しごっこ」
をやっていた。

「おまえはあっちをさがせ!おれはこっちをさがす!」
「わかった!」

どのような遊びなのか、どんな「ばい菌」を見つけるのか。
わからないけど頼もしい限りである。

幸い日本の被害は欧米など他国に比べて小さかった。
海外メディアは「奇跡」と表現している。
一方、国内メディアでは「戦略」「モデル」といった言葉が目立つ。

だが、
「狙った」のと「そうなった」のや、
「しない」と「できない」は全く異なるのだ。

日本の被害が小さく済んだ要因は、いまだはっきりしていない。
検査数が少なかったのは「戦略」ではなくできなかったため、と専門家も認めている。

第2波が来るといわれる秋まであと4ヶ月程度。
それまでに医療体制を万全にできるのか。不安が残る。
今回、コロナ対策を優先するため、延期された手術も多くあった。
「しばらく内視鏡検査はできない」と言われた知人もいる。

「奇跡」が与えてくれた時間を大切に使いたいものだ。

 

 

ブランドご飯

緊急事態宣言が解除された。

保存食をチェックすると多くのものが消費期限間近。
そこで、連日レトルトご飯を食べている。

つや姫、ゆめぴりか、コシヒカリ

みな、ブランド米でそこそこの価格だ。
だが、連日となるとうんざりしてくる。

味に問題はない。でも、全体的に柔らかめ。個人の好みかもしれないけどもう少し固めに炊いてほしい。比較的好みの固さだったのは「つや姫」だった。

1パックの量も、200グラムは多すぎる。普段、野菜が多く、ご飯は50グラム程度しか食べない身にとって、4倍の量は結構きつい。使い勝手の良い150グラムや100グラムのものも販売されているが、銘柄は少ないようだ。

というわけで質と量、両面で満足できるのは
「自分で炊いたご飯を冷凍したもの」
ということになる。

とはいえ、これでは全く被災対策になってないんですよね。

いやまて。お赤飯のレトルトってあったよなぁ。あれを保存食にしよう。あれはあれで美味しい。早速買ってきて、今晩食べよう…うん?だから保存食に残ってないのか…。

コロナ渦のミニマリスト

ハンドソープがようやく手に入った。

ありがたい。在庫が無かったのだ。
以前受発注管理の職だったせいか、在庫が無くなることに恐怖心がある。

一方、世には在庫を全く持たない人たちがいる。
「ミニマリスト」と呼ばれる人たちだ。
このコロナ渦で、さぞ困っていることだろうと思ってブログやYouTubeを見てみると…

全く困っていなかった。

なぜか。
理由は「こだわり」が無いこと、そして、流通が「ほぼ」機能していたことである。

「こだわり」の無さ
著名なミニマリストの方がコロナ禍での生活を映像でアップしてくれていた。
そこには、こだわりの無さが見て取れる。
具体的には、
・「価格」にこだわらない
・「品質」にこだわらない
のだ。

価格にこだわらない。
250mlで3,600円の高額な消毒アルコールや、1万円を超える布マスク(2週間使えるフィルターは800円)も躊躇せず購入する。

品質にもこだわらない。
まずそうなレトルト食(必要な栄養をすべて含んでいるらしい)を食べている。
野菜は、冷蔵不要なアボカドやサツマイモで補う。

「ほぼ」機能していた流通
ミニマリストは自炊が少なく、外食が多い。
飲食店は利用できなくなったものの、ウーバーイーツを多用し、上述のアボカドなどの野菜はメルカリで箱買いしていた。

これら二つの要因で彼らは困ることなく生活していたのだ。

一般人たる私は、こだわりが捨てきれない。
消毒アルコールは250mlで300円が限界だ。マスクは1枚70円のを1週間使う。アボカド一箱9個を食べ切るには2週間かかるだろう。

結果、狭い我が家の貴重なスペースを在庫のために使うことになるのである。

さて。緊急事態宣言ももうすぐ解かれそうな雰囲気だ。
そろそろ自粛生活でついてしまったお腹のお肉の「過剰在庫」を整理しなければ。
やれやれ。

 

 

 

 

600万ドル欲しい男

どうも日によって視力が変わるらしい。

近視や乱視に加えて老眼も。
卓上には眼鏡が3種類並ぶ。
毎朝「今日はどの眼鏡でいくか」と選んでいる。

そんな中こんなニュースが。

「眼球模倣のサイボーグ・アイを香港科技大学が開発。
光で発電、人の眼より高解像度化も可能」

実現は全く期待できないが、コメント欄には期待通りの単語が並ぶ。

曰く
「フランソワーズ」
「600万ドル」
「ブレードランナー」
「ゴクウ」
「バトー」
「界塚伊奈帆」
など。

みな義眼を持つSFアニメ・映画・ドラマの登場人物である。

制作時期は1964年から2014年。予想以上に幅広い。
全部知っている…というと年齢がばれそうである。

記事を読み終わり、ページの下の方をみると

「鬼太郎のおやじ人形」

の広告が。
掲載元の方が一枚上手だったようだ。

 

 

感染防止策

年に数回病院に通っている。
今回は初のコロナ渦中での訪院だ。

院内は想像通りの厳戒態勢だった。
入口でまず消毒そして検温。
スタッフは、フェイスシールドまたはゴーグル+マスク+手袋など重装備。
血圧は外で測定、結果はプリントし診察室で先生に見せる旨の指示が。
診察時間を減らすためらしい。

この様子だと診察室内の先生の装備も相当なものだろうと想像した。
原発視察時の政治家とか、アウトブレイクのダスティンホフマンとか。
ところが。

先生は、半袖の白衣にマスクのみ。
他のスタッフに比べかなり軽装だった。

診察をいつも通り終え、診察室を出て気づく。

「会話が無い」のだ。

先生からは
「変わりありませんか」
「前回の検査結果です」
「次回はx月x日で良いですか」
の3つの質問のみ。

対して、私が発した言葉は3回の「はい」だけ。
飛沫は少量。感染リスク低。

日頃から短い診察だなぁとは思っていたが、感染対策だったのか?

3分診療などと揶揄されることが多い日本の医療。
だが感染防止策としては非常に有効である。

とはいえもう少し愛想よくなりませんかね。
せっかく直接お会いしてるわけですし。