緊急事態宣言が解除された。
収束してないとはいえ、気分は明るくなるものだ。
人の増えた公園では、子供たちが
「ばい菌探しごっこ」
をやっていた。
「おまえはあっちをさがせ!おれはこっちをさがす!」
「わかった!」
どのような遊びなのか、どんな「ばい菌」を見つけるのか。
わからないけど頼もしい限りである。
幸い日本の被害は欧米など他国に比べて小さかった。
海外メディアは「奇跡」と表現している。
一方、国内メディアでは「戦略」「モデル」といった言葉が目立つ。
だが、
「狙った」のと「そうなった」のや、
「しない」と「できない」は全く異なるのだ。
日本の被害が小さく済んだ要因は、いまだはっきりしていない。
検査数が少なかったのは「戦略」ではなくできなかったため、と専門家も認めている。
第2波が来るといわれる秋まであと4ヶ月程度。
それまでに医療体制を万全にできるのか。不安が残る。
今回、コロナ対策を優先するため、延期された手術も多くあった。
「しばらく内視鏡検査はできない」と言われた知人もいる。
「奇跡」が与えてくれた時間を大切に使いたいものだ。