かつてSuicaが世に出たとき
「これって社員のボーナスをSuica払いにすればJRは丸儲けじゃないか?」
などと妄想したことがある。
幸いなことに、給与は労働基準法に支払いの5原則
1.通貨
2.直接
3.毎月1回
4.一定期日
5,全額
があり、原則Suica払いは不可能となっている。
ところが賞与については少々事情が異なる。
「労働協約」で認められていれば現物支給が可能となる場合があるのだ。
突然Suica残高が増えていて
「あぁそれボーナスだから」
なんてことがあったら。あぁ恐ろしい。
もっともプリペイドカードで支払う側(この場合JR)にとっても負担が全く無いわけではなく、発行金額の半分以上をプールすることが決済法で定められている(資金決済法14条:発行保証金)。
ボーナスが50万円だったら25万円は発行保証金として供託する必要があるわけだ。
現金支出が半額で済むというメリットはありますが…。
さて。消費税が上がり世知辛さを実感させられる昨今。
ボーナスと縁の無い方々からすれば
「現物でもいいからボーナス欲しい!」
と思う方もおられるであろう。
私もその一人だ。