ウェブ制作者の目線 nouvlogDailyで「スマートフォン」と一致するもの

infobar_4.jpgさて今回はandroid携帯(=Google携帯)としてのINFOBARについてご紹介したいと思います。

INFOBARにプリインストールされているGoogleアプリや追加インストールできるアプリは秀逸です。

特に面白いのは地図でしょう。
パースがついた3D地図にニョキニョキビルが生えてくる様は見てるだけで楽しめます。現地でのナビゲーションにも有効なのではないかと思います。

音声入力も強化されました。
音声で
「渋谷から川崎 終電」
「100ドルを円で」
などを調べられる便利機能も健在です。iPhoneアプリの「google検索」に比べ表示も安定し、より使いやすくなっています。また、検索だけではなく音声入力機能があるので、音声でメールを打つこともできます(ドラえもんの鉛筆がついに現実のものに!)。漢字変換に難がありますが・・・。

翻訳アプリ「Google翻訳」は日本語で話した言葉を英語に翻訳してくれます。もちろん逆も可能ですが、私の発音では
「I like sandwiches.(私はサンドイッチが好きです」
が「I like titties.(私はおっぱいが好きです)」
と誤認識され・・・英語の上手な人にはぜひお試しいただきたいです。

この他にもおなじみ「Google Earth」や、パソコンで見ているURLを簡単にINFOBARに送信できる「Chrome to Phone」など盛りだくさん。iPhone内では裏方的だったGoogleアプリですが、INFOBARでは水を得た魚のごとく優秀な技術をふんだんに見せてくれています。

もうひとつの魅力はGoogleアカウントとの同期機能でしょう。
簡単な設定でプリインストールされている「カレンダー」や「Gmail」をパソコンのGmailと同期ができます。
これらをフルに使うと、アドレス帳や送受信メール・スケジュールなどを携帯電話に一切保存しない(=クラウド的!)運用も可能です。携帯を紛失しても大事なデータは生きるうえ、機種変更の時とても楽です。

さてこのINFOBAR。使い始めて2週間以上経ちましたが、使うほど愛着がわいてきています。
お勧めアプリや便利な運用方法(そしてバグなど)も機会があればご紹介したいと思います。

INFOBAR_2.jpg さて前回に続きINFOBARのレビューをしたいと思います。
今回はiPhoneとの比較です。前回は大変魅力的な機種とお伝えしたINFOBARですが、iPhoneとの比較においては少々様相が異なってきます。

現在iPhoneを使用している人が、INFOBARを触ってまず気になるのは反応の鈍さでしょう。
画面にタッチして操作するスマートフォンでは、タッチしたときの反応が重要な要素となります。INFOBARのタッチはiPhoneに比べるとやや反応が鈍く、おや?と思って再度タッチするとタッチが連打扱いとなってしまう事があります。
初めてスマートフォンを触る人ならさほど気にならないかもしれませんが、iPhoneを使いなれた人にはストレスに感じるはずです。

また各アプリの詳細操作や設定画面もわかりづらくなってしまっています。
中村勇吾氏がデザインしたユーザインターフェースも表層の部分のみで、一歩中に入ると通常携帯風のややこしく混沌とした操作画面が展開されます。

一方iPhoneの設定画面は選択項目を最小限に絞り「ここで設定できないなら、こういう機能は無いんだ!」と思わせる潔さがあります。そのことが逆に操作をわかりやすくしているようです。
タッチ精度の敏感さと操作性の良さから醸し出される高級感。そういった感覚的な部分では、INFOBARはiPhoneには及ばないように思います。

だったらiPhoneの方がいいんじゃないの?
いえ。INFOBARにはこれら欠点を補って余りある長所があります。
次回レビュー「android携帯としてのINFOBAR」でお伝えしたいと思います。

infobar.jpgauの新スマートフォンINFOBAR A01を発売日に購入し早6日。若干出遅れた感もありますが簡単にレビューします。
まず、ともかく軽い!重くなりがちなスマートフォンの中でこの軽さは秀逸です。実際の重量は113gとiPhone(135g)とくらべ20グラム程度の差ですが体感差はとても大きいです。ポロっと落としてもカーペットだったら大丈夫かも?と油断してしまいそうです。
そしてウェブデザイナー中村勇吾氏がデザインしたインターフェースは非常に遊び心をくすぐるモノに仕上がっています。
アプリケーションのアイコンを配置するだけでなく、撮影した写真を自由に配置できる機能は想像以上に面白く、ネット上で「ホーム画面晒し」してる人も多数。写真の配置はインストールされているアプリ「Photo」を使えば非常に簡単にできるので、オリジナルホーム画面を作る気になるのも頷けます。

メーラーはCMailとEMailが一体化されました。両方を頻繁に使う人にとっては若干わかりづらいかもしれません。
また、受信メールに特定の絵文字がある場合、背景にその絵文字に対応したアニメーションを表示されます(アニメビューというそうな)。主に顔文字や電車などわかりやすい絵文字に対応しているみたいです。これも飽きるまでは楽しそうです。

一方残念な点。
各種設定がわかりづらいです。あっち行ったりこっち行ったりという印象を受けます。スマートフォンというより通常携帯に近い設定方式です。
箇所によって文字が非常に小さいところがあり、目が疲れます。PCで設定しようとワンタイムパスワードを発行したのですが、この文字がまた小さくて・・・何度もミス入力しました。ある程度年齢がいっている人はルーペ必須です。

ショップでの電話番号の移動サービスは行っていません(赤外線で一括送信できるので大した問題ではありませんが)。

プリセットされている着信音は・・・うーん。これまで使った携帯の中では一番好みではありません。自身で音楽を入れることをお勧めします。

性能的には充実してきたもののいま一つ感が強かったauのスマートフォンラインナップですが、ようやく「欲しい!」と思わせてくれる機種が出てきたように思います。これが初のスマートフォンとなる人も多いようですが、十分満足できる機種だと思います。


・iPhoneとの比較
・androidスマートフォンについて
はまた後日報告したいと思います。


idios.jpgヨドバシ店頭にて、あるスマートフォンの価格を見ると
標準価格「83,520円」。
驚愕である。ノートパソコンが買えてしまうではないか。店員によると「こちら大変高性能のCPUと大きめの画面になっており標準価格はこうなっておりますが実質負担は0円、月月割額が・・、パケットし放題が・・・割賦金が・・・」と説明いただいたものの・・・全く理解できない。というよりこれ以上聞きたくない。

総務省介入の後に辿り着いた現在の携帯電話の価格体系はとてもわかりづらい。

・最初0円で購入しても、その後月々の支払でいくらかかるのか?
・2年間経たないうちに解約したときに発生する解約料はどのくらい?
など不安になる方も多いのではないだろうか。

そんな方々に朗報である。日本通信株式会社から発売された「IDEOS」。
コンセプトは「お小遣いで持てるスマートフォン」だそうである。

この「IDEOS」は機能的にも優れたスマートフォンだが、なによりありがたいのは、わかりやすい料金体系である。

・販売方法は2年契約などの縛りを付けない売り切り式
・販売価格26,800円
・月額負担2,973円(無料通話15分含む)
・通話料30秒あたり10円

と、シンプルかつ非常に安い。
ちなみに私が一昨年末に5万弱で購入したiPhoneは月々3,898円、割引期間終了後は6千円弱となる。比較するといかにこの価格設定が挑戦的かがよくわかる。

一方、機能的な部分に目を向けると
・Android(アンドロイド)2.2搭載
・「050」で始まるIP電話サービスを使う
・SIMロックフリー
・最大同時接続5台のテザリング機能
が特徴である。

詳細は他のブログで多く解説されているので割愛するが、普通のユーザーが最も影響を受けるのは
「IP電話サービスを使う」
という部分であろう。
新しい電話番号が付与されるので、現在の電話番号を持ち越すことは難しいと考えた方がよい(この辺りはSIMロックフリーの状況で解消される可能性があるが割愛する)。結果、12月1日の記事「まだスマートフォンを使っていないあなたへ」にて記載した「2台持ちにせざるを得ない」状況は(原因は違えど)解消されないことになる。

とはいえややこしい価格体系や2年間の縛りから解放され、しかも安価で最新のスマートフォンが持てるようになるのはとても嬉しい。

昨年末から高額なスマートフォンを発売した大手3社に対して、この日本通信や、Wi-Fiルーター機能を備える「HTC Aria」を発売したイー・モバイルなど、携帯大手以外の企業から面白い機種が発売されている。スマートフォン業界に良い刺激になることを願う。


日本通信株式会社(http://www.bmobile.ne.jp/ideos/)

IMG_0872.jpg昨年末にiPhoneを購入してからもうすぐ一年になります。2010年はスマートフォン元年!と予想したのが大はずれ。電車の中でみかけるのはiPhoneばかり。そう2010年はまさにiPhone元年でした。そして2011年こそ!スマートフォン元年!(のはずです・・・)。

私の使っているiPhoneはスマートフォンの一機種でしかなく、しかもすでに旧機種です。けれど1年使った後ならではのレビューが書ける時期かと思うので簡単にまとめてみます。既にお使いの方にとっては有益な情報はありません。ご容赦ください。

◆1年の使用状況
・電話として使ったことは2回しかありません(しかも1分以内)。これはソフトバンクの料金プランに無料通話分が無いこともありますが、圏外が多いことも原因です。居酒屋で友人にアプリケーションを見せようとしても、圏外で見せられないことが多々ありました。

また復旧困難なフリーズが2回。1回は電源を何度か入れ直してなんとか戻り、もう1回は復元機能を使いました。こういったパソコンライクな不安定さはとても困ります。アドレス帳のデータが消えてしまっては大変な損害ですし、(電話を直してる最中に)電話がかかってくるかもしれませんから。結果2台持ちにせざるを得ないわけです。

・最も重宝したのは地図です。
特に方向音痴の私にとって手元にGPS付き(たとえ精度が悪くとも)の詳細な地図があるというのは大変心強いです。初めての土地ではさらに威力を発揮します。iPhoneが無いころは地図をプリントしてましたから・・・。

・複数のパソコン用のメールアドレスが登録できることは仕事でとても役立ちます。
・これ欲しい!と思った時、Amazonのレビューを参考にするようになりました。
衝動買い(特に家電量販店にいるとき)しようか迷ってる時に、その商品を使っている人の感想・最安値情報がゲットできるのはとても便利です。
・荷物が多い時はgoogleの音声検索が役立ちます。
・外出時、電池は一日持たせるのがやっとです。

総合すると、私はiPhoneを携帯電話では無く「ノートパソコン代わりに使っている」といえます。これらの機能が備わっている携帯もありますが、その使い勝手と連動のスムーズさはスマートフォンに遠く及びません。一方、打ち合わせでパワーポイントやエクセルの表などを表示・・・ということには向きません。またweb制作者である私にとって、一部ウェブサイトが表示できないのは致命傷です。結局「プレゼンテーションができないノートパソコン」といったところです。

◆年配の方の使用に関して
タッチパネルやインターフェースが年配の方にお勧め!とする人がいます。それはそれで正しいのですが、iPadが発売されたとき一部メディアで報じたような「おじいちゃん、おばあちゃんでも簡単に使える!」的な説明はあまり関心できません。
iPhoneは初期設定やその後の運用でパソコンが必須だからです。場合によっては無線LANの環境も必要となります。このパソコンと無線LAN環境が必要という2点が大きなハードルになると思います。(私見ですが目にかかる負担も相当なものですので、お年寄りには配慮が必要です。これはiPhoneだと普通の携帯より長時間見てしまうからかもしれません)

ただこれらの点さえクリアすれば素晴らしい機器となります。身内の年寄りにiPhoneでグーグルアースをみせてみると
「おったまげた」
と申しておりました。

もちろんグーグルアースはパソコンでも使用できるソフトです。けれどお年寄りをモニターの前に座らせることなく、手のひらで高機能を魅せることができたり、立つのが億劫なお年寄りにテレビ以外の情報機器を提供できる、これらもスマートフォンの魅力です。

さて長々と書いてきましたが、率直に言ってiPhoneは「とても」気に入っています。年末から来年春にかけ続々とスマートフォンが発売されます。その中にはiPhone以上の機種がきっとあるでしょうし、不安定さも解消されているはず!来年こそスマートフォン元年!