まだ子供の頃である。
地元の駅構内に白いポストが設置された。
通っている学校のＰＴＡの方々が作ったその箱にはこう書かれていた。
「子供に有害な本をこの中に入れてください」
それを見た私は
「この中の本を手に入れたい！」
と強烈に思ったものだ。
今の自分では買えない大人の本。是非見たい！
作戦を練ったものの人目の多い駅構内、結局実現しなかった。
ところが友人の一人は読み飽きた成人向雑誌（以下エロ本）をそのポストに捨てていたそうだ。
彼曰く「エロ本は家のゴミ箱に捨てられないからなぁ。便利だったよ」
なんともタフである。
さて。この白ポストとは比較にならないほど強制力のある条例が先日可決された。
影響を受ける企業や人は相当数に上る。
規制に負けないタフな活動を切に願う。
