
本日発売予定だったShade3Dの最新バージョン。
3日前に発売元イーフロンティアから以下のようなメールが届いていた。
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【重要なお知らせ】Shade 3D ver.15 の発売中止と注文のキャンセル・返金
方法に関するお知らせとお詫び
株式会社イーフロンティアが販売しておりました「Shade 3D」シリーズ製品に
関しまして、この度、開発元である株式会社Shade3Dの意向により、
当初2014年11月28日発売予定とご案内しておりましたShade 3D ver.15につき
まして、株式会社イーフロンティアからの発売が中止となりましたことを
お知らせいたします
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どうも取り扱いをやめたらしい。支払いは数日前に済ませたばかり。いったい何事であろうか?
イーフロンティアのウェブサイトには告知無し。製造元の(株)Shade3Dのウェブサイトには「イーフロンティアとの販売代理店契約が終了」した旨だけが掲載されている状況であった。
が、今日になって詳細が判明してきた。
結論から言うとShade3Dの親会社の破産の影響である。
(株)Shade3Dは2013年10月に(株)TIBANNEに買収されている。この(株)TIBANNEの社長はビットコイン消失事件で有名なカルプレスマルク氏である。
この事件ではマウントゴックス社が全面に出ているが、同社はTIBANNEの子会社であり、社長はカルプレスマルク氏が兼任している。
このマウントゴックス社の破産手続き報告書が11月26日に東京地方裁判所に提出された。
どうも以下の状況になっているらしい。
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ビットコイン被害者(破産債権者)「金返せ」→マウントゴックス社
マウントゴックス社「前に貸した3億円返せ」→ (株)Shade3D
[以下推測]
(株)Shade3D「返金困難」 相談または交渉→販売元:(株)イーフロンティア→決裂→提携解消
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結局氏が所有する会社内で取引を回しているように見える。
Shadeは10年ほど前から使っていた馴染みあるソフトである。2000年前後に、同ソフトから生み出されたバーチャルアイドル「テライユキ」には驚いたものだ。
3Dソフトは取っ付きづらい面がありソフト変更も手間がかかる。更せずこのまま使いたい、と思うユーザーは私だけではあるまい。
キャンセル手続き行って3日後の本日。無事返金を確認した。早い対応は評価したい。が、今後起動時のサーバー認証をどうするか?バージョンアップ割引等は受けられるか?など気になる点がいくつもある。
できるだけ早く状況をお知らせいただきたいものだ。