
米・シカゴ郊外にある有名な建築である。
白く塗った鉄骨。四方ガラス張り。62エーカーの広い敷地。
周囲を林に囲まれているので、ガラス張りであっても他人の目を気にする必要も無かったのであろう。
学生時代この建物の図面をトレースする機会があった。
格好いい!と思う反面、この丸見え状態に
「本当にこの家で生活できるのか?」
と思ったものだ。
さて。最近住み始めた賃貸マンション。
築30年とはいえ東南の2方向にかなり大きめの窓があり、さながらファンズワース邸ハーフといった風情である。
ここに越す前にカーテンは捨ててしまった。新しいカーテンはまだ買えていない。
私のファンズワース邸は、カーテンを捨てる!という思い切りの良さと貧乏性にて実現されたのだ。
そして今改めて思う。
「とても生活できません!」
今は12月。夜になると築30年の大きい窓からは隙間風が入り相当寒い。
ファンヒーターも効果無し。私もペットのカメも風邪をひきそうである。
明日の最低気温3℃。この冬を越せるかどうか・・・。
しょせん電気代や灯油代を気にする貧乏人の私にとって現代建築風の住み方は分不相応だったようだ。明日にでもユザワヤでカーテンを買ってこよう。
こたつも出そうかな・・・。