パソコンとの付き合いも20年近くになる。
当時マックは高価だったため、周りは皆MS-DOSのマシンを使っていた。ウィンドウズはまだ無い。全てのオペレーションは黒い画面にキーボードでコマンドを打ち込んで行う。当時はこの入力作業のことをキーパンチと呼んでいた。まさにその呼び名どおりに強く速く打ちまくる。
案の定、すぐ腱鞘炎(?)になってしまった。
かくして整形外科に通うことになる。診療の後、若い女性リハビリ師が手指をマッサージ。非常に気持ちいい。顔がにやける。思考力が低下する(女性に手を握ってもらってるからってわけでもないんですが・・・)。
女性「どうして手がこんなに悪化しちゃったんですか?」
私「いやパンチのしすぎで」
女性「ボクサーなんですか。凄いですね!」
私「違う違う。パンチってキーボードのパンチ」
女性「ミュージシャンですか!」
・・・どうも話が合わない。
マッサージ気持ちよくて顔がにやけてるし、そんな自分が気持ち悪いし、うまく説明できなくてもどかしいし・・・。ああ、でも気持ちいいなぁ。
こんな葛藤を無くしてくれる、ウィンドウズやマックが普及するのはまだしばらく先。そんな頃の話でした。
(教訓:キーボードは指、マウスは肩に注意)