広がる読書ゼロ(クローズアップ現代)

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「二人に一人は3年間以上本を読んでいない」
ということですが「読書」ってどこまで含むんでしょうね。

私は大雑把に
・娯楽(小説など)
・情報収集(学習含)
と分けています。


この番組では実際は学生が論文を書くときのツールとしてどちらを使うか、という事例を用いていました。上記区分だと「情報収集」ですね。

「本を読まないことによって、自分の意見を表現する能力が低下しているのではないか?」

というのが主なテーマでした。

私は、ネットの情報は「断片的」、書籍の情報は「体系的」に使っています。

この「断片的」というのは悪い意味ではありません。
困ったとき(プログラムのバグなど)に頼りになるのはピンポイントの情報です。追い詰められてしかも時間がない。そんな状況で根本の理解は必要ありません。対症療法でもいいから即効性のあるもの、即ち断片的な情報を求めます。大量の数のネットの中では多くの問題が既に解決済みです。その先人の知恵を拝借できる、この環境は素晴らしいと思います。書籍しかなかった頃は自分の頭の中に入っているものが全てだったわけですから。

一方、勉強という意味では圧倒的に書籍の利用が多いです。
・一人(または数人の)著者が書いていることから思想が統一されていること
・体系的に書かれていること
が理由として挙げられます。

プログラマーの方では「時間が節約できる」という点で書籍を推す人も。
確かに。ネットで情報を探しながら整理して学習していくのは結構手間のかかるものです。


結局は「使い分け」という凡庸な結論でした。
さて。電車の中で本を読んでいる人もぐっと減りましたね。通勤していた頃は満員電車の中で新聞を読む人に辟易しながらも「新聞の折り方うまいなぁ」と関心してました。そんな方々もいまや絶滅種?かもしれません。

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このページは、nouvが2014年12月11日 20:05に書いたブログ記事です。

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